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3月ぶりのPEDROライブハウスへ
2024年3月にZepp Diver Cityで行われた、PEDRO TOUR 2024 「慈」のツアーファイナル以来!
6月26日、PEDROの対バンツアーである【浪漫乾杯会】の初日、ヒトリエとのツーマンライブに行ってきました。
気候が一気に夏に近づき、蒸し暑さを感じながら電車に揺られて会場である豊洲PITへ向かいました。
ご存知のとおり、PEDROのサポートドラムであるゆーまおさんはヒトリエのドラムです!
もちろんヒトリエの名前は知っていましたが、実際のライブを観るのは今回が初めてです。
ヒトリエは、ボカロPとして人気だったwowaka(Vo./G)がネット上で交流のあったシノダ(G/Cho)、イガラシ(B)、ゆーまお(Dr)に声をかけ、2012年に活動がスタートしました。
しかし、作詞・作曲・ボーカル・ギターを担当していた中心メンバーであるwowakaが、2019年4月5日に急性心不全のため31歳という若さで急逝。
その後に行われた追悼ライブでは、ギター担当のシノダがwowakaに代わってボーカルを務め、残るメンバーは3名体制で同年9月から活動を続けています。
余談ですが、私の大好きなアーティストの一つであるヨルシカのコンポーザーn-buna氏も、元々ボカロPとして精力的に活動しており、wowaka氏と交流がありました。
そして、n-buna氏はwowaka氏の急逝について、アルバム『エルマ』の特設サイトにて、以下のコメントを残しています。
この作品を、2019年4月に亡くなった一人のミュージシャンに捧げます。
作品を作品のままで楽しんでもらうことを信条としているn-buna氏が、あえて見える形で発表したこのコメントからはwowaka氏への最大のリスペクトと心からの追悼の意を感じました。
⇓アユニちゃんやPEDROについてより詳しく知りたい方や、ヨルシカについて知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください☆
今回の座席
豊洲PITのキャパはスタンディングで約3000人なので、400番台はかなりいい整番だったと思います!
しかし、別件でかなり切羽詰まった状況だったため、家を出たのは開場時間を過ぎて到着するというタイムスケジュール(笑)
グッズは事前通販で買ってあったので、並んだり早く行たりする必要がないとはいえ、我ながらいつも通りギリギリの行動開始です。
とはいえ、新しく購入したツアーTシャツとお気に入りのPEDROショルダーバッグ、PEDROバケハを身につけ、全身PEDROコーデで準備は万端!
自分の番号が呼ばれる前に到着できたので良かったです!
中に入ってドリンクを交換してから最前ブロックの下手側、前から6.7列目くらいにポジショニングすることができました。
前には若めのカップルがいて、お兄さんは背が高いので、視界的には少し見づらい印象ですが、かなり前の方に来れました。
ヒトリエセットリスト
時間 19:02~ 19:54(約50分)
SE
1.ジャガーノート
2.3分29秒
3.Marshall A
4.イヴステッパー
5.日常と地球の額縁
6.selfy charm
7.オン・ザ・フロントライン
8.万々歳 (カバー)
9.トーキーダンス
10.アンノウン・マザーグース
11.ハイゲイン
ヒトリエライブレポ
初めてのヒトリエ
結構ギリギリになってからヒトリエの曲を予習し始めたので、バッチリとまではいきませんが、有名どころは予習できた気がします!
初めて観るヒトリエはひと言、めちゃくちゃかっこよかったです。
一曲目の『ジャガーノート』から、シノダさんの歌唱力には驚かされました。
元からボーカリストじゃないことが不思議なくらいにエネルギッシュなパフォーマンスと、ギラつきのある特徴的な歌い回しに釘付けになりました。
しかも終盤のギターソロもかっこよくて痺れた…
2曲目でいきなり聴きたかった曲のひとつ、『3分29秒』が始まった瞬間に思わず拍手。
ヒトリエを予習していて、一発で好きになった曲です。
メロディーがめちゃくちゃ耳に残るし、曲の展開が目まぐるしくて新鮮で演奏もかっこよくて、生で聴けて本当にテンション上がりました!
対バンやフェスといえば、やはり元々好きなアーティストだけでなく、新たな音楽との出会いがあることが大きな楽しみであり、魅力ですよね。
今回も素敵な音楽と出会うことができて本当に嬉しいです!
しかもかなり近い距離でパフォーマンスの細部を見ることができるのはありがたい。
めちゃくちゃ近い!
前から6.7列目にいたこともあって、ベースのイガラシさんがよく見える。
長い髪でお顔があまり見えないながらも、何度も目があった気がしました。
ライブ終わってから初めてきちんとお顔を検索しましたが、こんなにかっこいい方だとは…!
パフォーマンスも言わずもがな、かっこよかったです。
『Marshall A』『イヴステッパー』『日常と地球の額縁』『selfy charm』と、個人的には予習不足感の否めない楽曲たちが続きました。
それでも音がめちゃくちゃカッコイイし、思わずノってしまうような中毒性のある曲ばかりで楽しかったです。
私の周りはぺどらー(そんなものはない)さんが多かったようで、最初はあまりノりきれていなかった観客たちもヒトリエの音楽の洗礼に、徐々に熱を上げてゆきます。
MCでは、この対バンを「ゆーまお大発表会」と称して笑いを誘いました。
ヒトリエのゆーまおを見てやってください!
…いや、あとでも出てくるからやっぱり俺たち(シノダとイガラシ)見た方がいい!笑笑
また、PEDROとの対バンへの感謝を述べつつ、バンドが今年でメジャー10周年だと語り、9月15日に野音でワンマンライブを行うことを宣伝する。
ヒトリエが最前線を走り続けているという姿を皆さんにお見せする機会をいただき、PEDROには感謝しています。
予定さえ合えば、野音にも行きたいなとMCを聴きながら考え始めるくらいにヒトリエの沼へ足を1歩踏み入れた感覚がありました。
やっぱり生で音楽を浴びることが大好きだなぁと、自分の好きなこの時間を噛み締めました。
大歓喜カバー
『オン・ザ・フロントライン』はヒトリエの最新曲でありながら、予習したときにAppleMusicではトップソングの1番上にありました。
最新曲にして、すでに彼らのキラーチューンの仲間入りを果たしているのだろうなと肌感で感じました。
そんな私もこの曲は予習の段階から本当に好きになりました!
疾走感がありながらも、刹那的な儚さをメロディーと歌詞が特徴的な曲だと思います。
当初はwowaka氏が作詞作曲を行っていたそうですが、現在は3人で制作を行っています。
ネットのインタビューをいくつか読みましたが、wowaka氏のスタイルを意識しすぎて模倣するのではなく、自分たちの音楽を作ることを心がけているそう。
中心メンバーを失ったのちにも、ヒトリエとしての個性を残しながら新たな作品を生み出し続けるこのバンドの底力というか、バンドとしての強さを感じます。
その後はなんと「後日改めて伺います」に収録されている、PEDROの『万々歳』がカバーされました。
割と突然始まったので驚きすぎて一瞬固まってしまいましたが、『万々歳』だと分かった瞬間の高揚感は凄まじかったです!
憧れの存在であるヒトリエが、自分の楽曲をカバーするという夢のような展開には、アユニちゃんも喜んでることだろうと推しの心境を想像してさらに気持ちが高まりました。
アユニちゃんツーマン実現おめでとう!!
思わず涙がこぼれた一曲
『万々歳』でぺどらーの熱も上がったところで、「まだまだ踊れるかー!」と煽る『トーキーダンス』!
とにかくアップテンポで、思わず踊りたくなるようなダンスナンバーでした。
メロディの部分ではベースが終始めちゃくちゃカッコイイし、電子音も入っていてそれがまたなんともボカロっぽい。
しかもしかも!照明がまたいい味出してんすよ…
そして、ヒトリエの知名度をより一層押し上げた名曲『アンノウン・マザーグース』では、イントロからなぜだか涙が止まらず…
学生時代、ボカロが好きだった兄の影響でwowaka氏が作った『ローリンガール』や『裏表ラバーズ』など、繰り返し聴き込みました。
私はwowakaさんを追いかけてきた熱狂的なファンではないし、ヒトリエもましてや今日が初めて観るライブだったにも関わらず、そこに確かにwowakaさんの息吹を感じました。
気のせいかもしれないし、周りにいた人からしたら「なんでこの人泣いてるんだろう」と思われていたと思います。
初めて聴いた生のヒトリエは、包まれるともまた違う「確かにそこにある」感覚でした。
上手く気持ちを言葉にできないですが、この時感じた気持ちは生涯忘れない。そんな体験でした。
ラストには『ハイゲイン』を披露。
「wow-wow」のところを一緒に歌うのも気持ちいいし、早口言葉のようなサビも、思わずシノダさんの歌声に合わせて拳を突き上げたくなる。
終演後にXでライブの感想を読み漁ったところ、『ハイゲイン』をラストに持ってきたことに驚いているヒトリエのファンの方も結構いらっしゃいました。
PEDROとの対バンに際してバチバチなセトリを組んできているのだということがファンの方々の反応から分かり、ぺどらーとしてとても誇らしく、嬉しかったです。
そんなヒトリエに対して、このあとPEDROが一体どんなセトリで挑むのか、連続パフォーマンスのゆーまおさんにも注目したい気持ちでワクワクしていました。
PEDROセットリスト
時間 20:12~21:10 (約1時間)
SE 還る
1.吸って、吐いて
2.春夏秋冬
3.グリーンハイツ
4.音楽
5.浪漫
6.安眠
7.赴くままに
8.清く、正しく
9.魔法
10.感傷謳歌
11.余生
アンコール(21:15~21:30)
12.人
13.透明少女 (ヒトリエとコラボでカバー)
PEDROライブレポ
3ヶ月ぶりのPEDROの音楽
ライブ前に宣言していた通り、アユニが真ん中で歌う配置でセットが作られていくのをぼーっと眺めている時間も、本番が待ち遠しくてなんだか良かった。
15分ほどで転換を終え、すっかりおなじみとなった『還る』でステージに現れると、一曲目からキラーチューン『吸って、吐いて』が披露され、早々にかけ声に包まれるフロア。
その後は『春夏秋冬』『グリーンハイツ』『音楽』と最新アルバムから3曲が披露されました。
久しぶりの生アユニちゃんは髪の毛切ったのかな?
髪の毛キューティクルすごくてサラサラでやはりいつ見ても可愛かった。
MCでは、自身が学生時代に聴いていたヒトリエとの対バンという夢の舞台に緊張した様子を見せるも、PEDROの音楽を楽しみながら目いっぱい届けようとしている姿が印象的でした。
フロア全体に目を配り、ニコリと優しい表情を見せたり時には苦しいような表情で声を張り上げたり…
大好きな『浪漫』では、アユニちゃんの一挙手一投足を見逃さぬよう目を凝らしてその姿を見つめました。
最新曲がメインのなか
『安眠』を披露したのちには、『赴くままに』『清く、正しく』と再び最新アルバムから2曲を披露。
大好きな『魔法』を今回もやってくれて嬉しかったです!
セトリを見てわかる通り、最新アルバムからの定番どころ詰め合わせセットでしたね。
前の曲もたまには聴きたいなぁ~なんて思いが込み上げますが、ゴクリと飲み込んで目の前のPEDROの音楽に集中。
正直、個人的に今回はヒトリエが強すぎたというか、何においても初めてだらけのライブ体験だっただけに新鮮でもありました。
一方、PEDROは「これがPEDROです」という自己紹介みのあるようなセトリでしたね。
そして、MCではアユニがヒトリエへの思いを語ります。
これまでに何十回何百回と言ってきましたが、学生の頃からヒトリエの音楽に救われてきて…
まさかそんな憧れの存在(ゆーまお)にこうして支えてもらうことになるなんて。
ソノダさんはほんとにめちゃくちゃギターが上手くて。
イガラシさんには、ベースをやり始めた頃に連載させてもらったベースマガジンでベースを優しく教えてもらって。
いわば恩師?尊師?恩師?です。
wowakaさんは「今一番会いたい人」という企画ではじめてお会いさせてもらって…
そんなヒトリエに救われた日々を思って書いた曲があります。
聴いてください、『感傷謳歌』。
↑超絶あやふやな記憶なのでほとんど意訳ですが、『感傷謳歌』がヒトリエと深い関係のある曲だということに驚いた方も多かったのではないでしょうか。
アユニを救ったヒトリエの音楽とこうして対バンができたという歴史的空間に立ち会えたことを本当に誇りに思います。
ヒトリエへの最大級のリスペクトを込めた言葉選び。
wowakaさんにもきっと推しのこの思いが届いていると思います。本当に対バンライブ開催おめでとう!
本編ラスト
最後にはアユニの魂の叫びを感じる『余生』で締めくくられました。
MCのほとんどがヒトリエへの気持ちを語るもので、本当に本当に最高な空間ができあがったこの対バン。
人はみな結局、「生きる」しかないのだとこの曲で感じました。
なにかに救いを求めて、そしてなにかに救われて、この世に生まれてからの「余生」をいかに充実したものにできるかは自分次第だと思います。
私は好きな音楽、好きなアーティストに出会えたことで「生きていたい」「生きることって楽しい」、そんな気持ちを何度も感じさせてもらいました。
これからもアユニちゃんのことが大好きだし、アユニちゃんと同じ時間や同じ時代を生きることができることが心から嬉しいです。
あなたの生きる道を、これからも私たちオタクにも並んで歩ませてね。
アユニちゃんの存在が生きる希望です。
いつもありがとうという感謝でいっぱいになりました。
アンコール
ステージにマイクが増え、いかにもヒトリエとコラボするのだろうという雰囲気を醸し出しつつ、PEDROメンバーが登場。
まずは1曲、PEDROアンコールの定番ともいえる『人』を披露!
からの、アユニがヒトリエメンバーのお二人を呼び出してついにコラボが実現。
さっきの話聞いて、バンド続けててよかったなって思いました。
そんな熱い言葉を静かに放ちながら、アユニとシノダが世間話のようなテンション感でMCを始めました。
シノダさんって生で見ると意外と背高いですよね
「よく言われます」と返しながら、シノダが次のように問う。
憧れのバンドと演るってどんな気持ちですか?
会場が笑いに包まれる中、アユニは緊張からあまり眠れなかったと話すと、さらにシノダが続ける。
俺の憧れのバンドは2回解散した。
と話しながら、隣にいるナンバーガールのギターでおなじみ田渕ひさ子の方をチラチラと見ながら笑った。
そんな盛大なフリのような話題から「なにやろうか~」とゆるい雰囲気の中、シノダが「例えば~」と言うと会場もざわめきます。
ゆーまおが「あ、あ」と声を出して視線を集めたのち、
例えば、『透明少女』とか!
と言うと一気にフロアのボルテージはMAXに!
シノダとアユニがボーカルを務め、アユニはベースを置いてマイク片手に、自由にステージ上を動きながら歌っていました。
余韻に浸りながら、イヤホンで『透明少女』を流して豊洲駅まで歩くのエモすぎました…
しかも外はいい感じに涼しい風が吹いてて、「あぁもうすぐ夏がくるなぁ」と1人で感傷に浸りました。
正直、ヒトリエもNUMBER GIRLも話題に上がってた当時を知るような大ファンというわけではありませんが、ライブ会場まで足を運んで音楽を浴びることで、こんな気持ちになれるのも音楽の力だなと噛み締めていました。
会場もめちゃくちゃ沸き立っていて、貴重なコラボカバーを目にすることができて本当に良かったです。
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次の予定は…
私の次の予定は、今週末2日間にわたって開催される川崎市の東扇島東公園で行われるDEAD POP FESTIVALに参戦します!
個人的に今週で仕事の大きなタスクが一段落したので、デッポをご褒美に頑張ることができて良かったです。
前日のあいにくの天気で田植えフェスになることが予想されますが(笑)全力で楽しんできます!
さらに、翌週末には初めての京都大作戦へ安定の一人参戦予定なので、体調も崩さないように気をつけます。
音楽という楽しみのために日々ぼちぼちやっていきます☆
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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