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6/3 HEY-SMITH × My Hair is Bad

その他

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ビバラぶりのヘイちゃん

2024年6月3日、Zepp Hanedaで行われたHEY-SMITHの【Rest In Punk Tour Final Series】に行ってきました!

前日の雨からは一転、日中は青空も覗く快晴となり、とても良かったです(^O^)

このツアーは、ワンマンツアー【Rest In Punk Tour】に引き続き、ファイナルシリーズとして全公演対バン形式で行われています。

そもそも【Rest In Punk Tour】は、約5年ぶり6枚目となる最新アルバム『Rest In Punk』リリースに伴って始まったツアーです。

大人気アニメ「東京リベンジャーズ」の天竺編のエンディング主題歌である『Say My Name』や、MVでのメンバーの踊りが印象的な『Inside Of Me』など(最新アルバムというワードには、もはや違和感を覚える楽曲も数多くありますが笑笑)全11曲が収録されています。

⇓ビバラで大トリを務めたヘイスミのレポもぜひご覧ください☆

今回の座席

まだフロアで暴れる勇気は出ないので2階席で(笑)

ただ、だんだん暖かくなってきて半袖半ズボンでも家を出れそうなので、次にライブに来る時にはモッシュにも混ざってみたい気持ち⋯ッ‪☆

度々フェスで見てきたヘイスミですが、ライブハウスで見るのは同じくZeppHanedaで行われた、去年のオーラルとの対バンぶりです!

あの頃より断然曲もわかるようになったし、ヘイスミの音楽を心のままに楽しめるようになっているに違いない。

今日はマイヘアとの対バンということで、どんな雰囲気になるのかワクワクしながら向かいます。

マイヘアに関してはこれまで1度も観たことがないので、定番どころは予習してきましたが、どんな曲が来ても音に合わせて楽しむだけ!

会場に向かう途中であいにく雨が降ってきてしまいましたが、覚悟のもと傘なしで挑んでいるので帰りには止むことを祈ります(笑)

18:20頃に座席に着きましたが、会場BGMはヘイスミの音楽で、会場の天井や壁に無数のカラフルなヘイスミロゴが映されていました。

クルクル回りながら浮遊して、たまにブルブル揺れて大小するという可愛らしい演出。(伝われ)

My Hair is Bad セットリスト

時間 18:3519:18 (約45分)

SE

1.太陽
2.アフターアワー
3.ドラマみたいだ
4.告白
5.クリサンセマム
6.ワーカーインザダークネス
7.フロムナウオン
8.戦争を知らない大人たち
9.歓声を探して

My Hair is Bad ライブレポ

熱いハートを感じる

SEに合わせてステージに登場したマイヘアを拍手と歓声が迎える中、3人とも半袖にパンツという普段通りのラフなスタイルだった。

ボーカルの椎木が「東京よろしくお願いします」と落ち着いた声で挨拶をすると、注目の一曲目には『太陽』が披露された。

2曲目『アフターアワー』の前には「なんでもない月曜日、最高の月曜日にしようぜ!」とその気合いを言葉に乗せ、「ドキドキしようぜ!」とフロアに声をかけた。

最高しか要らないぜ!

本日セミファイナルとなるヘイスミのファイナルシリーズに対するとてつもない気合いを感じさせるように、フルスロットルでマイヘアの音楽を鳴らしていく。

帰り道に今日のマイヘアのプレイリストを作ろうと思ったのだが、サブスク解禁していない曲なようで(AppleMusicにはなかった)YouTubeで動画を探してみると6年前の野音の映像が出てきた。

もちろん若々しさはあるのだが、マイヘアの音楽に対する情熱も椎木の独特のMCも変わらず貫いてきた彼らのスタイルなのだなと感じた。

駆り立てるような迫力のあるイントロから、耳に残るギターリフが繰り返され、音に合わせて感情のままに頭を大きく振りながら演奏する椎木。

ドラム山田の力強さと10-FEETのNAOKIを連想させるような開脚を度々見せつつ激しく動き回るベース山本。

3ピースだからこそ、一人一人がより熱く、より強く、より激しく、より自分たちらしくパフォーマンスを魅せる。

彼ら3人の信頼関係のもとにマイヘアというバンドは成り立っているのだなと思いました。

数曲披露したのちに、「ヘイスミのお客さん優しいな」と安堵を口にしつつも、マイヘアに対する偏見の目や食わず嫌いを一蹴するかのようにさらに力強く叫ぶ。

愛されるより愛したいんだよ、まじで!!!

そう声を張り上げる『ドラマみたいだ』では、愛を持ってこのステージに立っているということがひしひしと伝わる。

それはヘイスミへのリスペクトもそうだし、ファンやこうして今日という日に集まったフロアに対する愛情でもある。

そんな彼らの熱に呼応するようにフロア一面手が上がっていた。

120パーセントの愛と情熱を持って、このヘイスミとの対バンという舞台で、マイヘアの音楽をかましにきたんだ。

初めて生で観るMCに感動

マイヘアといえば椎木のハスキーボイスでの独特のMCが彼らの魅力の一つとして挙げられる。

マイヘアらしく、マイヘアの音楽を、ただひたすらにかき鳴らす。

「あれ?結局マイヘアってなんだったん?ロックか?パンクか?」、斜に構えてる音楽好きたちにそんな風になにか衝撃を与えられるライブをするという。

正直、マイヘアがこんなにも熱いバンドだなんて思ってもいなかった。

以前から10-FEETのTAKUMAがマイヘアのことをX(旧Twitter)で度々称賛していたのもあって、そんなにいいライブをするのかと半信半疑ではいました。

それが今日、この目でこの耳でこの心で、マイヘアを感じてどういうことか分かりました。

まさに、百聞は一見にしかず。

自分がどう思うか、自分がどう感じるか。

改めてそれを大切にしたいし、忘れてはいけないと強く思いました。

『告白』が披露されたのちには、「45秒のラブソング!」という曲振りから『クリサンセマム』が披露され、さらに激しい盛り上がりを見せた。

無論ダイバーも続出するのである。

その中には、マイヘアのファンだけでなく、ヘイスミのTシャツを着たファンの姿も見受けられる。

私のいた2階席では座ったまま観ている人も多かったが、だんだんと彼らの音楽に合わせて足が動いたり、体が揺れたり、どんどんマイヘアの音楽に魅了されているのが分かった。

彼らが音楽をやり続けるのは、

歓声が欲しいわけでもお金をもらいたいわけでもない

笑わせたいけど笑わすことじゃない

ただ誰かの記憶に残りたい

今日という日にマイヘアのライブを観たことが、私の記憶の中にもいつまでも残り続けることを願いました。

私がこのブログを始めたきっかけである「何かを遺したい」。

椎木さんの「記憶に残りたい」という言葉に、ひとりでにシンパシーを感じていました。

単なるロックでもパンクでもヒップホップでもポエトリーでもない。

「My Hair is Bad」でしかない。

今日ここにくるまでは、正直マイヘアのことを「恋愛ソング、失恋ソングばっかり歌ってる若者向けバンドでしょ」と思ってしまっていました。

たしかにファン層は若いと思うが、その事実ひとつで決めつけ、食わず嫌いするにはあまりに勿体なさすぎる唯一無二の「My Hair is Bad」という音楽だった。

どうせ死んじゃうんだから

ヘイスミとは15年の付き合いで、今日は先輩後輩じゃなくて1バンドマンとして、何でもない月曜日を最高の日にしにきたぞ!

平日月曜日だというのにソールドアウトの本公演、2階席はパラパラと空席があるけども、きっとみんな仕事を終えて向かっているところなのだろう。

どうせみんな死んじゃうのに!

だったら月曜日から楽しい方がよくない?

1週間の始まり、月曜日ということを踏まえ、こうして学校や仕事諸々を乗り越えて集まった観客たちを煽る。

『ワーカーインザダークネス』では、より一層熱を上げ、ハイテンポな曲調にダンスフロアへと姿を変える。

ステージの3人だけが照らされる、音ハメのライティングもかっこよすぎました。

ただの月曜日!光らせにきた!

『フロムナウオン』!

という曲振りから始まった『フロムナウオン』でも、さらに熱いMCが行われた

6月3日、無味の日、味も匂いもしない

ロックバンドが出す料理がどんな味がするか

マイヘアの味を覚えて帰ってくれよ

食えないものが食えるようになったのはいつだ!

写真で判断してる場合じゃない、俺たちのことも食べて帰ってくれ!!

誰かに無理矢理食わされた時だろ!!

若いバンドマンがどんどん死んでいく。

若くなくても死んでいく。

俺らも死ぬし、ここにいる全員がいつか死ぬ。

いつか死ぬんなら楽しんだ方がいいじゃん!

お前を笑わせんのはロックバンドでも、ライブハウスでもなく「お前自身」だろ!

この日のMCの中でも特にこの言葉は心に響きましたね。

椎木の言葉を聞いて、NEEのボーカルくぅが若くして亡くなったことを連想した人も多くいただろう。

そして、

辛いことがあっても、せめて今日くらいはぐっすり眠れますように。

という愛に満ちた言葉を放つ『戦争を知らない大人たち』では、ここにいる誰もが自分自身と他の誰かの安寧な眠りを祈ったに違いない。

マイヘアと聞くと若いバンドというイメージがあるが、始まりは2008年だという。

約16年の音楽キャリアの中で、苦悩も挫折も、酸いも甘いも味わったであろう彼らのその奥底にある精神的な強さみたいなものが現れていたように思う。

最後にまさかのエピソード(笑)

ラストの『歓声をさがして』の前には、約15年付き合いだというHEY-SMITHとのまさかのエピソードを明かした。

マイヘアっていうか、俺が、HEY-SMITHがいなかったら今ここにいなかったかもしれないっていう出来事が明確にあって。

15年前、新潟上越でのライブの打ち上げに呼んでもらって。

その時、バンドが上手くいってない時期で、打ち上げで面白いことすれば先輩に気に入ってもらえるって考えてた。

すでにその時点でオレ全裸だったんだけどさ、やかんが沸騰するくらいの熱々のストーブにち○ち○乗せようと思って(笑)

猪狩さんに「ここにち○ち○乗っけていいっすか?」って聞いたら、「なんで?あかんで?怪我するで?」っていつもの感じで言われた(笑)

でもオレめちゃくちゃ酔っ払ってたからさ、そのままち○ち○乗っけようとして、先に太ももがついて今でも火傷のあとがあるくらいなんだけど。

あの時もしち〇ち〇乗っけてたら、ここにはいないかもしれないし、ブラジャーのホックも外せてなかったと思う(笑)

なんか話の始まり方的に、辛い時期に猪狩さんにかけてもらった言葉で救われたみたいな話すんのかと思ったらコレですよwwww

しかもそれまでに激アツなMCしてきたからこその緩急ハンパないし、ラストに特大ホームラン放ってくる感じおもろ過ぎるでしょ(笑)

対バンという形式だけに、登場からヘイスミに対する対抗心を含むエネルギッシュさがあったのとはギャップを感じる急な後輩感をかなり感じた。

笑いをかっさらったあとには「ヘイスミも楽しめよ!」と楽しそうにフロアに声をかけた。

大好きなバンドで、大好きな二人と曲を作って、マイヘアーの曲がいろんな人の心に届けばいいなって思ってやってる!

そんな言葉からも音楽のことも、ヘイスミのことも大好きなんだろうなという気持ちが伝わってきて自然と笑みがこぼれた。

終演後のXでの反応を見ても、このち〇ち〇エピソードに全ての印象を持ってかれた人が多数いた。

色んな意味で、ばっちり記憶に深く残るステージでしたよ椎木さん( ˙꒳˙ )笑

HEY-SMITH セットリスト

時間 19:38-21:00 (約1時間半)

SE

1.Say My Name
2.Be The One
3.Still Ska Punk
4.Living In My Skin
5.2nd Youth
6.Into The Soul
7.Dandadan
8.Fog And Clouds
9.Over
10.Inside Of Me
11.Endless Sorrow
12.Fellowship Anthem
13.Magic Leef
14.Be My Reason
15.Summer Breeze
16.You Are The Best
17.Don’t Worry My Friend
18.We sing our song
19.True Yourself
20.I’m In Dream
21.Rest In Punk

アンコール(20:45-21:00)
22.Let It Punk
23.Goodbye To Say Hello
24.Come back my dog

HEY-SMITH ライブレポ

始まる前からアガるフロア

マイヘアのステージ後、転換中はヘイスミの楽曲がかなりの爆音で鳴り響いていたので、時間が空いてもマイヘアの作りあげた熱量は覚めることなく継続していた。

さらに、2階席ではマイヘアに間に合わなかった人たちも続々と到着し、見渡す限り満席となっていた。

さすがヘイスミのツアーであるだけに、ヘイスミのグッズを身につけた観客ばかりだった。

20分ほどでスピーディーに転換を終えるとしばらくして会場BGMの音がより一層大きくなり、ヘイスミステージの始まりを予感させる。

セットリストを見てもらえば分かることだが、約1時間半の中に24曲を詰め込むというヘイスミらしさはフロアの激しさを物語っている。

もちろん、彼らの楽曲の中には2.3分の短い曲も多いため、それも曲数の多い要因ではあるが。

お馴染みのSEから勢いよく登場したメンバーたち。

まずはバンドの中核、ギターボーカルの猪狩がお立ち台に登り、例のごとくハンドサインを突き上げると大きく歓声が沸き起こる。

そんな歓声も静まりきらぬまま披露されたのは、アニメ「東京リベンジャーズ」天竺編EDで知られ、YUJIの歌声から駆け抜けるように展開される『Say My Name』!

アルバムリリースに先立って、この曲の発表とともにメジャーデビューを果たしたHEY-SMITHだが、この曲を聴けば彼らがメジャーデビューしたからといって、これまでの音楽・ライブに対するスタンスやスタイルは変わらないんだと実感させてくれる。

フルでも約2分という短い曲だが、実際生で聴くと決して短いなんて感想は抱かない。

それはやはり、ヘイスミの持ち味が2分間の中に存分に発揮され凝縮されているからだと思う。

2曲目には『Be The One』というこれまたヘイスミのキラーチューンが披露される。

…お察しの通り、スタートからダイバー続出です(笑)

2階席から見下ろすスタンディングエリアの光景はなんとも壮観だ。

この曲のイントロで鳴らされるギターはカッコよすぎるし、何回聴いたってイントロから痺れる。

そしてサビに一気に突き抜けるようなYUJIの歌声と2人のハモリも気持ちよすぎる。

2ステを上手く踏めない私は簡略化したような上半身運動(足はジャンプはせずその場に立ちつつも、上半身はノってる状態)をついついしてしまう。

HEY-SMITHは不格好だって心のままに音にノることの楽しさを教えてくれるバンドだ。

楽しすぎるスカのリズム

『Still Ska Punk』『Living In My Skin』と、終始ホーン隊の軽快な演奏とドラムの小刻みなリズムの絶妙なバランスで体の底から楽しさが湧き出るような2曲が続き、コーレスの部分が多々あることでもさらに盛り上がる。

仮に曲を知らないとしても、思わず体がリズムにノってしまうのはHEY-SMITHの音楽の大きな魅力だと思う。

普段はYouTubeで動画見たり、音源聴いたりしてくれてると思うけど、今日はお前の目の前にHEY-SMITHがいるぞー!

と声を張り上げる猪狩。

先攻マイヘアの締めに歌われた『歓声をさがして』の歌詞にある「大好きなものを」「ドキドキできるもの」「それに出会えたらいい」、そんな断片的なフレーズが頭をよぎった。

今こうして目の前で彼らの姿を、彼らの音楽を生で体感することは私にとってなによりも「大好きなもの」であり、「ドキドキできるもの」だなとふと思う。

猪狩の言葉に沸き立つフロアを前に披露されたのは『2nd Youth』でした。

ヘイスミの楽曲の中でも個人的には特に大好きで、「今日やってくれないだろうか」と思っていただけに曲の始まりから声にならない喜びの感情で心がいっぱいになった。

スカを踏む観客で溢れかえるスタンディングエリアの様子はダイバーたちを見るのとはまた別の衝撃を受ける。

というのも、ダイブモッシュに関してはフロア全体がひとつの生き物ように感じられるが、2ステに関しては各々が心地よいリズムでノッているからこそバラバラなはずなのにどこか統制が取れているようにも感じられる不思議な感覚と感激があるからだ。

そして私がこの曲を好きな理由の中には、特に歌詞の意味が好きだということが大部分を占めている。

まずタイトルの『2nd Youth』を日本語訳すると「2度目の青春」という意味になる。

私は解散してしまったパンクロックアイドルBiSHのことが大好きで、いわゆるオタ活をしたわけだが、その中で初めて音楽フェスへ行ってからフェスやロックバンドにのめり込むようになった。

BiSHと過ごした時間はわたしにとってまさに「2度目の青春」だと思っているし、その時間は今こうしてHEY-SMITHを含め色々なバンドを好きになってライブに行くようになってからもずっと続いている。

そう思える音楽が私にとっていかに大きな存在か。

またその上で、2014年にHEY-SMITHの初期メンバーが2人脱退し、現在の新体制へと変化したことを踏まえると、この『2nd Youth』という曲に込められた感情や覚悟が感じ取れる。

好きに楽しむこと

「お前たち好きなことやってるか~!歌え!踊れ!騒げ〜!」という猪狩の言葉をまさに体現するかのように次々と楽曲が繰り出される。

トランペット・サックス・ドラムのソロを交えた『Into The Soul』という今アルバム収録インスト曲を披露し、さらに会場のボルテージは上がっていた。

続く『Dadadan』の頃には「あ、あの人めちゃくちゃ飛んでるな」とすでに記憶するほどのダイバーもいる。(笑)

序盤に、新旧織り交ぜたセトリであることを宣言していただけ『Fog And Clouds』と『Over』にはこれまたフロアから歓声が上がる。

『Fog And Clouds』は特に、この1曲の中にも色んな要素やテンポがあるので、聴いていても面白いし、曲の雰囲気に合わせて回る大好きなミラーボールの演出も観られてとても良かった。

ちょっと怪しげな、オトナな演出がなにかイケナイ遊びをしてるみたいな気持ちになった。(笑)

『Over』では、キテレツなパフォーマンスで知られるサックス満のステダイも飛び出した。

ダンスナンバーとも言える『Inside Of Me』ではサビのダンスが印象的だが、2階から見る限りのスタンディングエリアはギチギチに人が詰まっていてあのダンスを踊れている人はほとんどいなかった(笑)

MCでは、猪狩がマイヘアとの対バンへの思いを語った。

54本目の今日セミファイナル、なんでマイヘア?って思った人もおると思う。

でも、椎木も言ってたとおり、俺らはかれこれ15年の仲で前のアルバムのツアーでもセミファイナルやってんねんで。

そんなマイヘアが今回のファイナルシリーズのメンツにおらんのはありえへんと思った。

マイヘアとの対バンなんて中々見れへんから、目で見るな、耳で聴くな、ココ(胸に手を当てて)に刻め!

正直、錚々たるメンツの中でセミファイナルにマイヘアというのは少し違和感があったのだが、その真意を聴くことができてよかったし、彼らがこの日に選ばれたことの意味を身をもって体感したと思う。

ただ曲がいいから、ただ曲がイマドキだからとかそんな陳腐な理由では無い。

観た人ににだけ伝わるものが確実にあったし、これからのマイヘアを観れるのが楽しみになりました。

まだまだ止まらない楽しさ

その後に披露されたヘイスミのキラーチューン『Endless Sorrow』の盛り上がりはやはり凄かった。

これまでフェスで聴いてきただけだったわけだが、「No more war!」の大合唱がまた一段と大きく感じられた。

やはりライブハウスという場所、ヘイスミ主演ライブというのは熱量が全く違うなと思いました。

メンバーひとりひとりの動きが肉眼でもかなりはっきり分かるのも嬉しいし、2階席だからこそ落ち着いてステージ全体を見ることができるのもありがたい。

続く『Fellowship Anthem』では、序盤からホーン隊の音により作りあげられる楽しさレベルは増すばかりだし、音に合わせて合いの手みたいな「HO!」も楽しい!

終始ステージを徘徊しまくる満のパフォーマンスというよりも、野性的本能のような、野獣的な獰猛な動きにはいつも驚かされる。

サックスは吹いていない時にはもはやスタッフに丸投げの丸腰でステージで暴れまくっている。(笑)

『Magic Leef』のあとには、「アルバムから取っておきのラブソング聴いてくれ!」と『Be My Reason』が始まった。

MVのクリーンさというか、イマドキ感みたいなものには少し驚いたが、だからこそこの曲のおかげで多くの人がいつもとは違うHEY-SMITHを見ることができたと思う。

直接的に「好き」だとか「愛してる」みたいな言葉はないが、それが逆に愛情深いとも思ったし、落ち着いたテンションで耳をすませ、体を左右にゆったりと揺らしながら聞きたくなる心地良さがある曲だ。

その後の『Summer Breezee』の前のMCでは、

みんな帰り道に、電車ん中で今日聴いた曲をイヤホンして聴いたりしながら帰るんやろ??

その時に1番最初に思い出す、頭から離れなくなる曲をこれからYUJIが歌います!

このMCに聴きながら「まさか…」と思っていたら案の定『Summer Breezee』でテンション上がりました。

夏の夕方と夜のあいだの時間に、少し涼しい風が駆け抜けているみたいな、少し切ないような寂しいような、そんな気持ちになれるこの曲が大好きです。

最高な自分を好きに

お前たち、普段から気合い入れて生きてるか〜!

お前は頑張ってる!

その頑張りを誰かが必ず見てくれてる!

お前は誰かのヒーローになれる。

お前は最高だ!『You Are The Best』!

今回のアルバムの中でも、特に大好きな『You Are The Best』のフロアの雰囲気めちゃくちゃ温かく感じた。

「こんなにも自分のことを肯定できる曲はないんじゃないか」と思うくらいに、背中をバシンと一発叩かれたような気持ちになった。

たまに落ち込んだり悩んだりすることがあっても、好きなものを好きな気持ちを貫くことも自分の頑張りを認めることも、日々生きてるだけでも、みんなみんな最高だ。

つい心の余裕を失いがちな毎日の暮らしの中で、改めて自分にも他人にも寛容に生きたいなと思わされた。

そのあとの『Don’t Worry My Friend』も何回聴いても良かったし、フェスとは全く違う景色だった。

やはりこうしたライブハウスを訪れるのはそのバンドに対して強い思いを抱いていたり、バンドのことを深く知っている人が多いこともあって、後方から見る観客の背中からもとびきり明るい笑顔が溢れていたような気がした。

それはこのヘイスミステージ間のダイバーの数にも現れているし、メンバーの表情からも感じられた。

この2曲を経て、なんとなくライブ終盤な雰囲気が出来上がっていた。

そんな中、『We Sing Our Song』というこれまたイカつい曲が披露されたことによって、ここからまた更に一段階ギアが上がる予感がした。

この曲を聴くと一曲まるまる、締めの猪狩による「F○ck off !!」にたどり着くまでの壮大なストーリーみたいだなと錯覚する。

そしてなんと言ってもイイカワのトランペットの音の迫力はすごい。

左手にハンドマイクを持って前に突き出し、片手で演奏してるのもすごい。

ホーン隊の存在が、ヘイスミの音楽に負けられないという観客たちの対抗心を駆り立てる。

あの音を聴くと「キタキタァ」とゾワッとする感覚がお分かりいただけるだろうか?

今職場の休憩室で、このレポを書きながらイヤホンガンガンで聴いていますが、体動かしたくてウズウズしてますもん(笑)

からの『True Yourself』というこの流れの恐ろしさ。

イントロ一音目からとことんかっこいい。

最高にぶっ飛べました…ありがとうございました…

ラスト2曲に

激しい曲を終え、フロアの熱も冷めやらぬまま、猪狩がマイヘアがMCで話したエピソードについて言及する。

椎木がち○ち○の話して3分押してんねん!(笑)

時間なくてできんかったけど、続き話したかったと思うから俺が話すわ。

あの後、なんか爪痕残そうと思ったんやろな~

ライブハウスに貼ってある俺らのポスタービリビリにして、おしっこかけてました。(笑)

そんな衝撃エピソードに今日一の戸惑いと笑いに包まれる観客たち。

マイヘアってクリーンなイメージあるけど、そんな「THE男の子」丸出しなことするだなと、いい意味で期待を裏切られました(笑)

ソノダマンいわく、どうやら嘘だったらしいがw

今日がこのツアーの中で間違いなく1番のライブやった!

俺たちとマイヘアがこんなに大きなライブハウスで満員の中でライブできるなんて、夢の中にいるようや!

そんな気持ちを歌った曲!

笑いをかっさらったあとには、マイヘアに対する照れ隠しなのかな?と思ってしまうような盛大な前フリから、猪狩が思いを言葉に乗せて声を上げると『I’m In Dream』が始まる。

あの人がいなくなって俺は決めた。

これから先、何があっても精一杯楽しんで生きてくって!

あの人とは昨年亡くなったHi-STANDARDのドラム恒岡のことである。

フロアの中にハイスタのタオルを掲げる人を見つけ、「そう!そのバンド!」と反応する場面も。

そうして本編ラストに選ばれたのはやはり、アルバムのタイトルでもある『Rest In Punk』だった。

軽やかなリズムの中にどこか切なさを感じる、そんな曲だ。

この曲のタイトルは「Rest in peace」(=安らかに)という英語のフレーズから取られたものである。

まさに、猪狩が抱くハイスタ恒岡への思いとパンクに対する思いが込められた非常にパーソナルな曲になっている。

穏やかでありながらも、心の内をさらけだしているような、なんとも主観的な感想だがこの曲がアルバムのラストに置かれていることも、アルバムのタイトルであることも、この曲を実際に聴けば全てが腹落ちする。

こうしてヘイスミのパフォーマンスが終了し、メンバーがステージをあとにする。

アンコール

再びメンバーが登場し、和やかな雰囲気から猪狩がこんな裏エピソードを暴露した。

椎木、また渋谷の相席屋行こうな~!

その後に行った水着のお姉さんしかいないガールズバーも行こうな~!

でも一番ヤバイのが、あいつら後日そのバーにメンバー3人で行ってんねんで?

バンドすぎるやろ(笑)

猪狩に続けてYUJIも「ボスがこんな感じなんで俺も話します(笑)」とツッコミを交えながら、年始に起こった地元石川県の震災による影響や不安からこのツアーに戻れないかもしれないと感じたことを話した。

その上で、こうして無事にセミファイナルまで駆け抜けることができたことへの感謝と石川県への応援を呼びかけた。

そうして、アンコール一曲目に演奏されたのは『Let It Punk』だった。

曲の始まりからコーラスが入っていて、特にかなすの声がよく通って聴こえるのがいつ聴いても新鮮だし、嬉しい。

俺たちはお互いにまだまだ生きてくからな~!

また必ず東京にライブしに来るから、顔見せにきてや。

これからも何回でも会おう!

そう言って続いて演奏されたのは、KUZIRAとの対バンでカバーが披露されたことが記憶に新しい『Goodbye to Say Hello』だった。

個人的にはこの曲は『Don’t Worry My Friend』と同じ立ち位置の曲だと思う。

自然と周りの人達と肩を組みたくなるような、人を笑顔にする力を持った曲。

そしてそして、正真正銘のラスト1曲には「もう1曲聴きたいかー!」という呼び掛けに凄まじい熱量で答えるフロアを前に、これを聴かないと帰れないとすら思う『Come Back My Dog』。

ギチギチのフロアではもはや大規模なサークルにはならないけれど、無数のダイバーで埋め尽くされる。

夏にヘイスミに会える機会があれば、今度こそわたしも一緒にもっと羽目を外して遊びに混ざってみたい…ッ!

(冬は荷物問題があるし、風邪引きそうだからやだ笑)

ヘイスミを初めてライブハウスで観ることができて本当に良かったし、これからも観ていきたいと思いました。

今までで1番レポを書きあげるのに時間がかかってしまいましたが、しっかり場面を思い返して余韻に浸りながら文章化することができてよかった。

参戦した人のXでの感想ポストやソノダマン氏(なんであんなに語彙力があって、あんなに早くアップできるのかスゴすぎて尊敬してます)のレポなどを参考にさせていただいて記憶を呼び起こしました。

⇓度々の紹介ですが、ぜひこちらのビバラのレポも合わせて読んでもらえると嬉しいです…!

次のライブ予定は…

私の次の予定は6/26(水)豊洲PITにて行われるPEDROのライブです!

こちらもヒトリエとの対バンなので、しっかり予習して臨みたいと思います。

5月はたくさんライブやフェスに行けたので、約3週間ライブがないのは寂しいけど、今日得たこの音楽の力をエネルギーに変えてほどほどに頑張ります!

みなさんも無理なく、ぼちぼちやっていきましょうね。

ライブがない期間にも好きな音楽に関する記事を書きたいと思っているので、またぜひ覗いていただけると嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

⇓過去のライブレポや記事もぜひっ!
よければ気軽にコメントしてくれると喜びます…!

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